サイコパス診断/草刈りと不殺生/ギャンブル依存/説教したがる先輩への対処法・他 スマナサーラ長老の初期仏教Q&A|ブッダの智慧で答えます(22 Apr 2021 ゴータミー精舎からライブ配信)

2021年4月22日 (木)に開かれたアルボムッレ・スマナサーラ長老の初期仏教Q&A@ゴータミー精舎ライブ配信の録画です。メールやチャットで寄せられた質問・相談に長老がその場で答えました。以下、タイムスタンプから個別の質疑応答に移動できます。

00:06 礼拝と慈悲の瞑想

05:38 Q01:親に「サイコパスなのでは?」と言われて、試しにネットでサイコパスの診断を受けました。 そうしたらサイコパスと診断されてしまいました。いろいろ調べたところ、サイコパスは連続殺人犯を連想させる単語ですが、ほとんどのサイコパスは普通に生活していると言うことでした。ですが、サイコパス的な気質が原因で職場を追われたこともあり、もしなんとか修正できるなら、修正した方が良いのではないかとも思っています。……

11:58 Q02:私は小さな大人のダンス教室を主宰しています。生徒さんの一人が、自分の専門分野(音楽)をこのダンスに活かす形で、公に人を集め指導することを始めようとしています。何度かそのような行動は困ると話しましたが、理解できないようです。……

14:27 Q03:これからの季節になると庭の草刈りを行うのですが、多くの草木や虫たちを殺めてしまいます。在家ながら仏道を歩むのであれば、草刈りをしてはならないのでしょうか?もしくは、嫌らしいですが自分で刈らずに、誰かを雇って刈ってもらった方が少しはマシなのでしょうか? 些細なことでも自分に出来ることから改善していきたいという思いでおります。

15:43 Q04:ギャンブル依存について:私は仕事の無い週末にパチンコに行ってしまいます。お金も無くなるし、体も相当疲れます。行くのをやめようと思うのですが、週末になると行ってしまいます。瞑想を毎日していますし、長老の本、YouTubeで勉強もしています。やめれるコツみたいなものを教えていただけないでしょうか?

19:00 Q05:……スマナサーラ長老の著書にもあったのですが、六境が有無、自分(六処)が有無で、この組み合わせは4通りです。音と耳にすると、音があるとき耳がある、音がある時、耳がない、音がなくて耳がある、音がなくて耳もない、この4つです。私にとって不思議なのは、私は座布に座って瞑想するのですが、私が有で、座布が無の時、私は一体何の上に座っているのでしょうか?……

36:24 Q06:私というものが存在しないとして、例えば歩くときには、自動的に歩いている訳でなく、明らかに歩こうと思って歩いていると思うのですが、その場合の歩くという機能はどのように成り立っているのでしょうか? 私がいなくてどのように可能なのでしょうか?

44:31 Q07:ヴィパッサナー瞑想の対象として身受心法(四念処)がありますが、このうち身と受の違いがよくわかりません。受は感覚を観察するということで理解できるのですが、身を観察すると言っても、身体の感覚を観察することになり、それは受と同じではないかと思ってしまいます。身と受の違いについてご説明頂けないでしょうか?あと、法の観察対象とは何でしょうか?

51:42 Q08:スッタニパータ第478句、875句の霊(yakkha)は精神やこころ、と解釈するのが良いでしょうか?〔中村元先生の〕日本語訳では霊(たましい)とされていますが。

478(482).
‘‘Mohantarā yassa na santi keci, sabbesu dhammesu ca ñāṇadassī;
Sarīrañca antimaṃ dhāreti, patto ca sambodhimanuttaraṃ sivaṃ;
Ettāvatā yakkhassa suddhi, tathāgato arahati pūraḷāsaṃ’’.

875(881).
‘‘Yaṃ taṃ apucchimha akittayī no,
Aññaṃ taṃ pucchāma tadiṅgha brūhi;
Ettāvataggaṃ nu [no (sī. syā.)] vadanti heke,
Yakkhassa suddhiṃ idha paṇḍitāse;
Udāhu aññampi vadanti etto.

876(882).
‘‘Ettāvataggampi vadanti heke, yakkhassa suddhiṃ idha paṇḍitāse;
Tesaṃ paneke samayaṃ vadanti, anupādisese kusalā vadānā.

56:42 Q09:前回のパーリ経典解説『バッディヤ経』法話の最後に「この説法では珍しく解脱を説いていないが、それは、在家向けだからである」というお話がありました。しかし、心という器に、①貪②瞋③痴+④憤激(長く続く瞋り)に大分類されるいずれの汚れもない場合、特に、無痴は、無常・苦・無我を知らないという「痴」がない状態だと思いますので、これは解脱ではないかと思います。……

1:04:15 Q10:真実の唯一の經の法華經について、解かりやすく、教えてください。

​1:04:50 Q11:一瞬しか生きられないとゆうのは心の生と滅の事なのでしょうか?漠然とですが私はあと40年位は生きてしまうのでは?と考えてしまうのです……。

​1:13:27 Q12:欲について質問します。瞑想をしていて感じたことがあります。欲と言うのは対象物に問題があるわけではなく心で自ら欲(苦)を作り出してその欲(苦)を無くしたい衝動にかられ身口意の行為をするということに気づき欲を出すのが少しバカらしく感じたのですがこれは正しいでしょうか?よろしくお願いします。

​1:23:15 Q13:物心ついた時からいつも「Who am I ?」 という感覚を持って生きてきました。今でも分からなくなるときがあります。数年前に臨床心理士の方に相談した所、やはり「自我の形成ができてない」と言われました。これは自我がない=悟りに近いという事ではなく、自我がぐちゃぐちゃで形になってないということだと思います。僕は修行以前の問題なのでしょうか。

1:28:21 Q14:他愛のない質問なのですが、お釈迦様の涅槃のポーズでは「右を下にして」寝ていますが、現代医学では右を下にすると胃から逆流しやすいので左を下にした方が良いと言われているようです。お釈迦様はなぜ右を下にしたのでしょうか?

​1:30:44 Q15:仏教をやっている年上在家の方からいきなり説法をされることがあります。頼んでいないですし、真面目に聞いても90​%以上ずれてるような内容です。今までは素直に聞いていたつもりですが、あまりにずれているので、反論してしまいました。そうすると向こうは引いていったのですが、これからもこのようなおかしいところは適切に反論するという対応でよろしいのでしょうか?……

​1:35:40 Q16:これまでの人生の中で、感情のコントロールができずに数々の失敗を犯してきたので、どうしても根本からこの問題を解決したいという一心で修行を行なっております。その為には預流果になることだと思い、修行をしているのですが、現在行なっているこの修行が正しいのかどうか分からないので智慧を貸して頂けませんでしょうか?……

1:38:10 Q17:お釈迦様の教えをそのまま引き継いでおられるテーラワーダ仏教に最近出逢い、これだ!ととても惹かれました。女なのですが出家するのに日本での比丘尼のサンガは無いのでしょうか?インド等でも比丘尼の正式なサンガは無いと知りました。女が日本で出家するにはやっぱり大乗仏教のどこかの宗派でしか不可能なのでしょうか?コロナ禍で大変ですが健康に気をつけてお過ごしください。

1:41:17 Q18:人間の行動理念、理由は生存欲でしょうか? 人間の身口意の行為の理由は「その行為の方が長く生きていけそう」であり、人と仲良くしたり、けんかしたり、よい言葉、悪い言葉、頭の良い行為、バカな行為の理由はその人にとっての「その行為をすると長く生きていけそう」という思考ではないかと最近思うのですが、いかがでしょうか? よろしくお願いします。

1:42:01 Q19:毎日、心を汚さないように努めていますが父親と顔を合わせただけで心を汚してしまします。過去のことは思い出さないように、言葉に反応しないようにしています。 嘘をついても物を盗んでも、汚い言葉を使っても父の部屋が臭くても、俺の勝手だ言われるので、慈しみの心で接しようと努力しています。相手は何も向上するつもりがなく、嘘つきでもこちらは変わらず精進したらよいのでしょうか? 父のように問題のある人は自分の修行には良い先生だと思ってどんなに馬鹿でも、迷惑をかけられても、それはそれという気持ちでよいのでしょうか?

1:46:50 「廻向の文」と祝福の偈

■廻向の文(終了時にお唱えください。)
「あらゆる生命に憐れみをもって真理を説かれた
 本師釈迦牟尼佛陀の聖なる教えに従い、
 我々がここまで積んだすべての功徳を、
 神々、先祖、祖父母、両親、親族、恩師をはじめとし、
 一切の生きとし生けるものに、廻向いたします。
 この功徳によって、生きとし生けるものすべてが幸福に暮らせますように。
 そして、解脱を得られますように。」

■スマナサーラ長老のプロフィール
アルボムッレ・スマナサーラ長老(Alubomulle Sumanasara Thero)
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で仏教伝道と瞑想指導に従事する。他にNHK教育テレビ「心の時代」出演、朝日カルチャーセンター講師などを務める。『ブッダの幸福論』『無常の見方』『怒らないこと』(和文)『Freedom from Anger』(英文)など著書多数。

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